いいだ人形劇フェスタ2013で その5 劇団ロギナレ
■ 二人の出使い人形 ■
最後の観劇は14:30から韓国の劇団ロギナレによる<The Salt Doll>だ…
会場の飯田市公民館は間口6間、キャパ500人の7割がた埋まっていた…
これは別料金を取らずに解放した効果だろう…
ここでも緞帳は上がっており、上手に枯木、
センター前に小山とその上に人形らしきもの、
下手に花と草むら、バックには曲がったカーテンレールに
紗幕が吊られている状態…
そして暗闇に光る星空から、一つの星が地上におり
舞台上に置かれた人形に入る演出で舞台が始まる…
生成りの服を着たシンプルな人形を二人の女性が出使いし、
人形に命を与える… 二人は人形と同じ生成りの服だ
セリフも歌も韓国語…その分集中して舞台を見ることになる
人形に目がなく、鼻だけなので操者の表情が助けになり生きている…
これで顔を隠していたらつまらなかっただろう…
ストーリーは自分探しの旅のようだ…
正直よくわからなかった…でもとても印象に残る舞台だった。
■ 飯田線のこと ■
今回の旅では飯田線を堪能することも目的の一つだった…
予定した観劇を終え、飯田駅から下りの飯田線に乗った…
乗り換え駅の辰野までは2時間以上たっぷり時間がある。
3両編成の各駅停車は空席が多く、数駅で降りる高校生が結構いたのだった。
車内で車掌が駅ごとに現れて「乗車券をお持ちでない方は…」と
連呼するのはほとんど無人駅のせいだろう…
豊橋、辰野間195.7㎞はほとんど単線で94駅あり、鈍行で走破するには6時間かかるという…
駅の間が平均2.1㎞と短いのはほとんど路線バスの感覚で使われているためだろうか…
往きは時間が惜しくて豊橋から特急伊那路に乗った…
警笛が焼芋屋さんみたいでちょっと情けない……
駅名も新城(シンシロ)、湯谷温泉(ユヤオンセン)、水窪(ミサクボ)などわかりにくい名前が続いた…
■ フェスタに参加して ■
鈍行列車に揺られながら今回の体験を振り返ってみた…
今回一番の収穫は人形の大きさについての体験だった…
それは劇団みのむしの公演中に気付いたことだ…
見ていると時々奥の方で操者の手がちょっと現れたのだが、
それが妙に大きく見えて不思議に思っていた…
フィナーレで団員がそれぞれの人形を持って登場した時、
人形の小ささにまた驚いた…ほどんど30㎝ぐらいだろう…
でも、劇中は表情も読み取れたし、特に小さいとは思わなかったのだ。
そこで気付いた…人形の大きさを観客は補正してみていたのだ…
勝手に望遠レンズに切り替えていたから生の手が大きく見えたに違いない。
これは大きな発見だった。
つまり、比較するものがなければ観客の目は結構小さな人形でも楽しめるように出来ているのだ。
フェスタが30年以上続く理由としては恒例行事として
夏祭りのように市民に定着していることがわかった
規模、運営方法、内容…どれも飯田市が町おこしとして力を入れ、
市民も協力していることが実感できた…
会場のあちこちで劇団のユニフォームツを着た集団が
観劇しているのを見たがみんな公演の空き時間に来ているのだ。
どうせ参加するのならぼくも幼稚園、保育所ぐらいの規模なら
実演するのも楽しいかもしれないと思った…
公立の人形劇場については期待しすぎだったのだろうか…
座席の形状を含めて普通の小ホールとしか思えなかったのは残念だった
意図したわけではなく、今回見たものの多くが出使いだった…
ぼくはすでに出使い前提の人形劇に方向性は定めている
でも劇団みのむしで体験したように額縁の中で劇が進行すれば
集中力が高まることは確かだ…人間が見えるということは
小さい人形の場合、操者の存在に目がいかない工夫もいるのだろうか…
(例えば、やはり手袋はつけるなど)
ところで…飯田線の旅はお尻が痛くなるくらい十分に堪能したので、
次回は高速バスを使うことにしたい
これでいいだ人形劇フェスタの感想をお仕舞にする
最後の観劇は14:30から韓国の劇団ロギナレによる<The Salt Doll>だ…
会場の飯田市公民館は間口6間、キャパ500人の7割がた埋まっていた…
これは別料金を取らずに解放した効果だろう…
ここでも緞帳は上がっており、上手に枯木、
センター前に小山とその上に人形らしきもの、
下手に花と草むら、バックには曲がったカーテンレールに
紗幕が吊られている状態…
そして暗闇に光る星空から、一つの星が地上におり
舞台上に置かれた人形に入る演出で舞台が始まる…

生成りの服を着たシンプルな人形を二人の女性が出使いし、
人形に命を与える… 二人は人形と同じ生成りの服だ
セリフも歌も韓国語…その分集中して舞台を見ることになる
人形に目がなく、鼻だけなので操者の表情が助けになり生きている…
これで顔を隠していたらつまらなかっただろう…
ストーリーは自分探しの旅のようだ…
正直よくわからなかった…でもとても印象に残る舞台だった。
■ 飯田線のこと ■
今回の旅では飯田線を堪能することも目的の一つだった…
予定した観劇を終え、飯田駅から下りの飯田線に乗った…
乗り換え駅の辰野までは2時間以上たっぷり時間がある。
3両編成の各駅停車は空席が多く、数駅で降りる高校生が結構いたのだった。
車内で車掌が駅ごとに現れて「乗車券をお持ちでない方は…」と
連呼するのはほとんど無人駅のせいだろう…
豊橋、辰野間195.7㎞はほとんど単線で94駅あり、鈍行で走破するには6時間かかるという…
駅の間が平均2.1㎞と短いのはほとんど路線バスの感覚で使われているためだろうか…
往きは時間が惜しくて豊橋から特急伊那路に乗った…
警笛が焼芋屋さんみたいでちょっと情けない……
駅名も新城(シンシロ)、湯谷温泉(ユヤオンセン)、水窪(ミサクボ)などわかりにくい名前が続いた…
■ フェスタに参加して ■
鈍行列車に揺られながら今回の体験を振り返ってみた…
今回一番の収穫は人形の大きさについての体験だった…
それは劇団みのむしの公演中に気付いたことだ…
見ていると時々奥の方で操者の手がちょっと現れたのだが、
それが妙に大きく見えて不思議に思っていた…
フィナーレで団員がそれぞれの人形を持って登場した時、
人形の小ささにまた驚いた…ほどんど30㎝ぐらいだろう…
でも、劇中は表情も読み取れたし、特に小さいとは思わなかったのだ。
そこで気付いた…人形の大きさを観客は補正してみていたのだ…
勝手に望遠レンズに切り替えていたから生の手が大きく見えたに違いない。
これは大きな発見だった。
つまり、比較するものがなければ観客の目は結構小さな人形でも楽しめるように出来ているのだ。
フェスタが30年以上続く理由としては恒例行事として
夏祭りのように市民に定着していることがわかった
規模、運営方法、内容…どれも飯田市が町おこしとして力を入れ、
市民も協力していることが実感できた…
会場のあちこちで劇団のユニフォームツを着た集団が
観劇しているのを見たがみんな公演の空き時間に来ているのだ。
どうせ参加するのならぼくも幼稚園、保育所ぐらいの規模なら
実演するのも楽しいかもしれないと思った…
公立の人形劇場については期待しすぎだったのだろうか…
座席の形状を含めて普通の小ホールとしか思えなかったのは残念だった
意図したわけではなく、今回見たものの多くが出使いだった…
ぼくはすでに出使い前提の人形劇に方向性は定めている
でも劇団みのむしで体験したように額縁の中で劇が進行すれば
集中力が高まることは確かだ…人間が見えるということは
小さい人形の場合、操者の存在に目がいかない工夫もいるのだろうか…
(例えば、やはり手袋はつけるなど)
ところで…飯田線の旅はお尻が痛くなるくらい十分に堪能したので、
次回は高速バスを使うことにしたい
これでいいだ人形劇フェスタの感想をお仕舞にする
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