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ふかよみ №3 『さむがりやのサンタ』

         <実在するサンタ>



さむがりやのサンタ
さむがりやのサンタ
作・絵:レイモンド・ブリッグズ / 訳:すがはら ひろくに出版社:福音館書店絵本ナビ
 

サンタクロースは妖精の王さまだと思う。

 サンタがいるとかいないとか…小学生前後の子どもにとっては
切実な話題に違いない。でも、サンタは当然いるのだ。
 この絵本をみればわかる。
 犬と猫とトナカイはいるけれど一人暮らしを淡々と続ける老人が
一年一度だけ輝く一日をコマ割りで追いかけたこの絵本をみれば…
 こんな生々しい生活を描いたら夢が壊れるという大人もいるだろう。
 でも、「こんなサンタもいるんだよ」と心からいいたい。

1975年のクリスマス前…本屋でこの本を見つけた時は
ちょっと変わったクリスマス絵本と思ったけれど、
このサンタの年齢に近くなった今、ますます味わい深い1冊になっている。

 この絵本はマウリ・クンナスの『サンタクロースと小人たち』
のように他の絵本作家にも影響を与えている…

 ぼくにとってはポチ目で表現されて部分が
一番刺激をうけたところだ…

でも、ただポチ目ならいいか…というとそうではない
下の本は『さむがりやのサンタ』と『サンタのたのしいなつやすみ』を
一緒にしたアニメーションから起した絵本だが
ここのサンタの目は精彩がない
結局オリジナルの力を再認識したのだった
サンタのクリスマスサンタのクリスマス
作:レイモンド・ブリッグズ / 訳:樹山 かすみ出版社:竹書房絵本ナビ
 



 以上は以前に《ぼくの絵本棚 1》として
<絵本>カテゴリーにアップしていた記事に
若干加筆してを<ふかよみ>に引っ越してきた …

 今後はカテゴリー<絵本>を<絵本展>に変更して
作家中心にしてみたい…

ブリッグズについては別の本も取り上げるつもりでいる
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プロフィール

楽葉サンタ

Author:楽葉サンタ
元児童劇団員、元図書館員…
リタイアした現在は幼児でも遊べる人形劇を楽しく研究中…
妻一人、子ども三人、孫四人

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