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ぼくの木馬座始末記 4 ロケの思い出

研究生となって夏までの間、一番メインの仕事はTBSで放映されていた「ケロヨンと遊ぼう」のロケに同行することだった。
 「ケロヨンと遊ぼう」は1971年4月から9月まで平日の夕方に毎日10分程度放送されていたものだ。
ケロヨンが色々な職場や施設を訪問する今でいう小学生の社会科見学のような番組だった。
頻繁にロケがあり、ディレクター、アシスタント、カメラマンのクルー(スポニチ映画社)と
マイクロバスであちこちへでかけた。
 
  ■上野動物園ロケ■ 
 ロケバスに同行するようになったばかりのこと。上野動物園にいった。
入り口付近にスタンバイしていると、「ケろちゃーん ケロチャ―ン」の大合唱が聞こえてきた。
見ると遠足に来たらしい幼稚園児たちの集団がこっちを見ているのだった。(今は45歳ぐらい?)
ケロヨンの人気ぶりを生で初めて知った瞬間だった。
動物園の前にいるケロヨンや動物のぬいぐるみは絵柄としてなんだかおかしく、
動物たちはこれをど感じているのだろう…と思ったことだった。

  ■私が生まれて育ったところ■
 別に身の上話をするわけではない。
 川崎にあるコロムビアレコードのプレス工場を見学に行った時のこと、
白いブラウスに緑色のホットパンツ(だったと思う)を身に付けた若い女性が案内役となった。
衣装の色合いがケロヨンとかぶるなぁ…などと思った。この女性はこれからデビューする新人歌手だという。
しばらくしてこの人、野路由紀子の「私の生まれて育ったところ」がけっこうヒットしたのだった。
資料を見ると、彼女はこの時18歳だったのだ。
 
  ■ギロバチはどんなハチ?■
 ロケは移動時間がけっこうある。ケロヨンの声をあてている新井さんは通称が新井亭というくらい
人を飽きさせず、面白い話をする人だった。移動中のロケバスではいろいろな楽しいエピソードを
聞かせてもらった。ひとつ覚えているのは…ギロバチの話題…ギロバチは片目のタヌキで、
名前の由来はギロギロ…とにらんでバッチンとウインクさせるところからきている。

 あるイベントでのこと、ギロバチのキャラクターを十分知らなかった司会者が
「それではギロウバチの登場です…」とまるでクマンバチかアシナガバチのように紹介した。
それを袖で聞いた役者は面白がって両手を横でヒラヒラさせながら横歩きで
舞台に出て行ったとのこと。まぁ、会場の子どもたちはギロバチを知っているのだから
単に面白い動きで出てきたな…ぐらいだったのだろうが。

 「ケロヨンと遊ぼう」のギロバチはSさんが演じていた。
彼の決めポーズは長いしっぽをまるでサッカーでパスをするように
サイドキックして振り上げ、片手で抱え込むというものだった。
ぼくはこの動作を見て、自分に与えられた衣装?をどう使って子どもを喜ばせようかと
工夫する役者魂を感じていた。
ぼくの記憶が正しければこのギロバチケとケロヨンはカップルで二人とも研究生仲間だった。

  ■ケロヨンが来ない…■
 ぬいぐるみの便利な点は、中にだれが入っているかわからないところだ。
もちろんだれでもいいというわけではないのだが、まさかの事態が起こってしまった。

 竹橋にある毎日新聞社本社に行った時のこと、突然ケロヨン役者が突然体調を崩した。
ロケはやらなくてはいけない。時間はない中で、スタッフの目はぼくに注がれた。
お前が入れというのだ。研究生といってもほとんど何も教えてもらえないまま外回りをしているのだ。
当然無理なのだが、物理的に小さなケロヨンに入れる体型だけで指名されたわけだ。
何も知らない新聞社の方々はケロヨンを人気者として扱ってくださり、無事にロケは終わった。

 今だから告白するが、この時、調子に乗って職員にせがまれるまま、サインしてしまった。
もしもこの時のサインをお持ちの方がいらしたらごめんなさい。そして藤城さんごめんなさい。
keroyonnsain.jpg
<上は当時を思い出して書いてみたサイン…ケロヨンの表情はもっとグレードが高かった…多分>

 ぬいぐるみ演技の勉強は進まないまま、実践的な舞台はボチボチと入ってくるのだが、これは次の話…

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プロフィール

楽葉サンタ

Author:楽葉サンタ
元児童劇団員、元図書館員…
リタイアした現在は幼児でも遊べる人形劇を楽しく研究中…
妻一人、子ども三人、孫四人

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