FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

武州中山道を歩いて 11 浦和宿

調神社(つきのみやじんじゃ)は欅の巨木が多い
境内林が天然記念物に指定されているのも納得できる 
神社名の由来は色々説明されているのだが
ぼくには槻(つき:欅の古称)由来が一番しっくりきている

神社の大切な要素は木立なのだと思う
それが巨木あるなら文句なしに時間の重みをもって迫ってくる…
西行が伊勢神宮で詠んだという有名な歌

<何事のおわしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる>

がちょっとだけわかるような気がする 

 ぼくは子どもたちが小さいころ…調(つきのみや)神社 の
すぐ近くに住んでいたことがある
同じ境内であっても日常的な気分の延長で訪れるのと
今の気持ちとでは大いに違う…やはり縁なのだ
 
ところで調(つきのみや)神社は<つき>⇒<月>の連想ゲーム的
発想から境内ではあちこちにウサギが出現する…
有名なのは入口にある狛犬がわりの一対のウサギだが、
ほかにも手水舎や池の中でウサギが水を吐き出している…

tukinomiya047_convert_20120831165537.jpg


  池の中には全身真っ白で目も真っ赤なうさぎまで鎮座していた
こんなにウサギだらけになったのはいつからなのか…
ウサギの数を数えたら子どものいい自由研究になったろう…
そんなことを考えているとせっかく感じていた<かたじけなさ>が
薄れてしまうのだった

調神社の緑は中山道のセンターライン上空まで広がっている…
これを額縁としてその先に見えるビル群は見慣れたものとはいえ
これまでの行程では旧白山通り以来のボリュームだ…

県庁通りの一つ前の信号から歩道が広くなり、そこに浦和宿の石碑が立っている…
浦和宿では玉蔵院のキリッとした地蔵が新鮮だった
あとは慈恵稲荷神社の古びた鳥居に風情があった
これまで何度も前を通っているのに こうした旅だからこその感性かもしれない…

jikeiinari048_convert_20120831165405.jpg

 小さな鳥居である…
両側から押し寄せる都市化の中で幅10メートル奥行き70メートルくらいの
空間を守るように中山道に面している
風化が進んでいる木肌が自然で好ましい
一番奥の神殿、その前の庚申塔、市神の祠、二七の市のモニュメント…
どれもが今は新鮮に映る

日差しも強くバテてきたので先を急ぐことにして
北上を再開する…



 浦和橋が見えてきた…このあたりで旧浦和宿はおしまいになる

そこは中山道7番目の一里塚があったあたりなのだが…⇒№12に続く


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

調をつきと読むのですね。兎が狛犬の代わりにいると言うのも面白いです。
色々な語呂合わせや謂われやらがあって、興味が尽きませんね。

引用されている和歌、この感性とてもよく分かります。圧倒的に巨大なもの、高いもの、美しいもの、強いもの、などを見ると、背景に何か大きな存在を感じる時があります。

アヨアン・イゴカー さま

> 調神社は入口に鳥居がないことでも知られています
一応の理由は説明されているのですが、もう一つ腑に落ちません

 西行の和歌は若いころ作家のなだいなだが引用していたことから知りました…
以来ずっと気にかかっていて折に触れて思い出しています
今回は樹木の存在感に参りました…という感じでした

No title

三太も割と最近、中山道のこのあたりを歩いたところです。
サンタさんと反対に北から南に向かって歩きました。
仕事をしていたころも、この辺はよく通っていたのに。小さな
三峰さんやお稲荷さんが、そこここにあるんですね。
慈眼稲荷だってじっくり見るのは初めてじゃないでしょうか。
コルソビルの前にひっそりと建つ三峰さんなんて、しょっちゅう
通っていたのに、今まで一度も気づきませんでした。
地価の高い場所で、ビルやマンションや交通の邪魔にされな
がらも、守ってきた人々にゆかしさを感じます。
でも、お稲荷さんやお不動さんが金網や箱で保護してあったり、
お賽銭箱が貯金箱のように小さな穴だけになっていたりという
のも、一方の現実ではあります。(「お賽銭箱は置かないことに
しましたので、お気持ちだけでいただきます」という張り紙の出
ている神様もありました)

調神社が最後でしたが、うさぎの口からの手水には笑ってしま
いました。本当にいつできたんでしょう。
ここにかぎらず、神社のしんとした空気が好きです。

そして、その日は、青山さん(昔からあるお茶屋さん)により、
冷茶と和菓子のセットでゴージャスにしめくくったのであります。

おらあ三太だ さま

 逆向きに歩くと調神社の境内林は相当近くまで歩かないと見えませんよね
ぼくも浦和宿の終わりあたりで北を振り返ったのですが
まったく見えませんでした…
ちょっと前のこと 100年前にはそのあたりから
調神社の黒々とした森が見えたという記録が残っているのに
変化ということでは調神社の七不思議のひとつと言われていた
<日蓮上人駒繋ぎの欅>が根元からなくなっていたことに時の流れを感じました

 旅の途中でまだ考えがまとまっていないのですが…
広い意味での宗教心が人間の暴走を制御していると思います
その反面宗教が争いを後押しする場合もあるわけで
功罪の割合が気になっているところです
 
 甘味で旅をまとめた三太さん…うれしく思いした
main_line
main_line
プロフィール

楽葉サンタ

Author:楽葉サンタ
元児童劇団員、元図書館員…
リタイアした現在は幼児でも遊べる人形劇を楽しく研究中…
妻一人、子ども三人、孫四人

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。