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ぼくの木馬座始末記 2 面接前後のこと

 ぬいぐるみ演技研究生に応募はしたものの実は児童劇団がどんなものなのか、
何もわかっていないまま、特に準備をすることもなく面接の日を迎えた…
■テストはリズムボックスで■
 当時、木馬座のスタジオは東急大岡山駅から歩いて10分ほど、環七を越えたところにあった。
住宅街に突然現れたコンクリート打ち放し3階建てのビル…
それほど大きくはないが、外観からはちょっと夢のあるワクワク感が伝わってくる建物だった。

 1階200㎡ほどのフローリングスペースが面接会場。
長机を前に大御所の藤城清治さん、劇団代表の北牧子さん…あとは覚えていないが数人が並んでいた。
 テストは一人づつ童話の朗読とダンスが課題だった。ダンスといってもリズムボックスの音に合わせて
即興でステップを踏むものだった。
アンパンマン ピカッとリズムタンバリンアンパンマン ピカッとリズムタンバリン
(2011/07/21)
セガトイズ

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リズムボックスといえば今なら上の画像のような安価なおもちゃでも何種類ものリズムをきざめるのだが、
その時のものは今の空気清浄機ぐらいの大きさで、しかもがっちりとしたアンプのような作り、
いかにもプロ仕様の代物で、見ただけで緊張してしまった。
しかもダンスなどフォークダンスと盆踊りぐらいしか素養がないのでどうなることかと思ったが、
音がでてしまえば、「えーい」とやけくそで音に合わせてやたらに動き回った…
後から考えると、これはいったい何のテストだったのか…よくわからない。

  応募者が何人いたかはよくわからないが、結局合格したのは4人。
男は僕と名前が女性のようだがひげの濃いIさん。あとはSさんという赤羽で独り暮らしをしている
素朴な感じの女性、もう一人色白できゃしゃでこれはほんとにお嬢さんぽい人だった。
ところがこのお嬢さんには致命的な弱点があることがまもなく判明する…

 ■泳げないライフセーバー■
彼女はぬいぐるみに入ると気持ちが悪くなるのだった 。
(面接のときはぬいぐるみに入ることはなかったのでしかたがない?)
実はぬいぐるみの中はとても臭いのだ。洗濯することはほとんどなく、いろいろな人の汗がたっぷりしみ込んでいるのだから当然といえば当然…たとえて言えば使い込んだ剣道の小手とか夏場に十日ぐらいはき続けた分厚いソックスの臭いが近いだろうか…こんな代物を頭にすっぽりかぶり、胴体からも面より強烈なにおいがあがってくるわけだから、確かにつらい。
でも、人間は慣れるものだ。普通ならしばらくすればそれほど気にならなくなるのだが、彼女はだめだった。
 これを聞いた営業のHさんが「使い物にならないじゃないか…」とあきれていたが、当然だろう。
これでは泳げないライフセーバーのようなものだ。彼女は一番最初に姿を消した。

 さて、合格通知をもらったぼくはいよいよ定期を買って劇団へ通うようになるのだが、これは次の話…
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アヨアン・イゴカーと申します。初めまして。

記事をお読み頂きまして有難うございます。
私が入社したのは1976年8月頭ですから、1976年南国酒家での打ち上げではお会いしていません。
段々、人々の記憶から消えてしまう劇団の思い出を語る方がおいでなので、とても嬉しいです。
私が入社した時には藤城清治さんはもうジュヌパントルでしたので、接点がなく残念でした。もともと木馬座と言うと藤城さんの影絵でしたので。子供の頃、あの影絵に大いに刺激されたのでした。
また、お邪魔させていただきます。
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プロフィール

楽葉サンタ

Author:楽葉サンタ
元児童劇団員、元図書館員…
リタイアした現在は幼児でも遊べる人形劇を楽しく研究中…
妻一人、子ども三人、孫四人

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